その2。

期間:2001.6.1(Fri)~6.7(Thr) 行先:バリ島 ウブド→サヌール
お題:Trouble in Bali(号泣)サヌール編その1。
 

とうとうサヌールに移動、という日になった。この日も朝から嫌な予感を感じさ
せる出来事があった。。
と、いうのも、朝食を食べる為に食堂へ行こうとした際、何段か段差を上がり
割れ門をくぐって食堂まで行くのだが、突然Sが段差に足を取られスッ転んだ。
私よりかなり背の高いSが短い悲鳴と共に、私の視界の端から消えた時、私は
ちょっとだけ他人のフリをした(^-^;;
食堂に行くと、今日はフレッシュジュースがないと言われ、何だか不思議な生ぬ
るさの、粉末のオレンジジュースを溶かしたような物が出てきた。。これ、何?
とにかく朝食を済ませ、ごろごろしているうちに迎えの時間が来て、初日に空港
からここまで連れてきてくれた現地ガイドがやってきた。

このガイド君がクセモノで、しきりにしつこく観光を勧めてくる。しかし。。
とても日本語が聞き取りづらいのだ(-.-; 私は結構いろいろな場所を見ている
からいいが、バリお初のSに観光どうする?と確認する。結果、やっぱりこの
日本語の説明じゃされても分からないからいい、との事。普段は割りと優柔不断
で断る事が苦手なタイプのSがきっぱり断るくらいだから、よっぽどの日本語だ
ったのだ。。で、何だかんだでサヌールの海岸沿いの某プチ・ホテルに到着(ある
事情があって、ここの名前は出せません。“ある事情”とは。。これを読んでゆ
けば分かります。汗)。
ここはちょっとお洒落な漆喰のバンガローが敷地内に点在し、レストランが売り
のホテル(あああ。。分かっちゃう??)。室内はこじんまりとしているが、洋
風とバリ風が上手くマッチして可愛らしい感じ。もう昼時だったので、荷物を置
いて海岸に沿って伸びる遊歩道に出る。しばし北上すると、海を眺めながら食事
やお茶が出来るカフェやレストランが点在。その中の一店に腰を落ち着けナシ・
ゴレンやチャプ・チュイ、バリ・コピ等をいただく。ここで念願の「上に目玉焼
の乗ったナシ・ゴレン」にやっと巡り合う(T.T) ウブドで食べたナシ・ゴレン
はどれも、薄焼き玉子がきれいに切ってあるものがトッピングされてたり、玉子
自体が乗ってなかったり、で、「なんかちが~う!」と思っていたので、ちょっ
とだけ安心する。デザートまで食べて満腹し、腹ごなしに遊歩道を南下する。

ひたすらひたすら、バリにしては整備されている遊歩道を歩く。数年前に来た時
はそれはそれは物凄い、遊歩道とは名ばかりの道だったので、バリの人もやれば
出来るんじゃん!とちょっとだけ見直す(笑)かなり潮の引いた遠浅の海では、腰
あたりまで海水に浸かって釣りをしている人が無数にいる。え?あんな所まで行
けるの!?と思うくらい遠くまで行っている人がいる。珊瑚礁のエッジの所で、小
さな波が揺れている。あそこまで行こうと思えば行けるらしい。
何を釣っているのだろう?どうやら小振りの魚みたいだ。

真っ青な空、青とグリーンに少しだけ白が混じった海、ちょっと黒っぽい砂浜が
延々と続き、それに沿って建つホテルの庭先をかすめるように、六角形のブロッ
クを繋いだ遊歩道が延々と伸びる。木陰をかすめ、ローカルの売店が密集した所
を客引きにつきまとわれつつ歩く。暑いけど、海風が気持ちいいし、景色はいい
し、で、ほとんど北の端から南の端まで歩き、バリ・ハイアットに到着(^-^;;
ここのホテルの売店で売っている「ココナツ・マカロン」は絶品!!前に泊まった
時から大変贔屓にしていたので、迷わず購入。トイレを借り、フロント横にある
ベンチでココナツ・マカロン食べつつ一休み。。ここのフロントがある階には
ゆったりとしたソファやベンチが置いてある、ゆったりしたスペースがあって、
落ち着いた雰囲気で良い。ここのエントランスを抜け、車が通れる海岸沿いの
道(実質はその道と海岸の間にホテルや家が建ってるので海は見えないけど)
ダナウ・タンブリンガン通りを北上し、やっと北の端に近い方にあるホテルに着。
レストランでジュースを飲み疲れを癒した後、部屋に戻る。

流石に歩き続けでぐったり。。ベットに転がっていたが。。。んん??何か変!
ん~~!なんとエアコンが止まってる!リモコンをいじるがウンともスンとも
言わず。しばし格闘するが、何せと~っても旧式なエアコンでどうにもならず。
フロントに駆け込み、メンテナンス担当の人が来てくれるが直らず。
ここで、このホテルのバリ風でない漆喰壁の造りがアダになる。エアコンないと
暑くて暑くて蒸されてしまうのだ(-.-;;;し。。死ぬ~~~~(@_@)
部屋を変えてくれると言う。ここのキーには手のひら位の大きさの木彫りの魚が
キーホルダー代わりについている。他の部屋を案内していれたホテルスタッフが
持っていた数個のキーのうちひとつだけにとても綺麗な彩色をしたお魚が付いて
いて気になったが、次に案内されたのはそのキーの部屋ではなかった。
しかし、確実にこの部屋の方が広いし、ランク上。ここでいい!と引っ越し。

ところが、この選択が次ぎなる悲劇を呼ぶのだった。。。。。(続く)

  


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